誓うよ、永遠に。


「それで、俺は初めてお前を見た


実桜、お前のあの時の微笑みから目が離せなかった」


実桜は大きな目をもっと大きくして俺の目をみた



そして俺は先をつづけた。


今思えば俺はどうして実桜に言ってしまったのだろう


あの時の俺には少なくとも迷いなんて言葉はなかったのだと思う



「それは、お前のあの微笑み


いや、花恋に向ける微笑みが俺と同じものだったからだと思う」



< 16 / 166 >

この作品をシェア

pagetop