誓うよ、永遠に。


俺は、再び流れ始めた実桜の涙をまた指先で拭った。


「俺も実はファーストキスだ。なんか照れるな。」




実桜に笑って欲しくて少しおちゃらけた。

そして俺は続けた。



「なんか、不思議だよ。

ただ、唇と唇が合わさっただけなのに、こんなにドキドキするなんて」



実桜は頬に触れていた俺の手を強く握り俺に言った



「渉は、海以上に誰かを強く求められる?


私は…私が、花恋を求める以上に求められたい。


そして、私も求めて愛したい。




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