『果たしてオタ女は、リア充イケメンと恋に落ちるのか―目黒沿線 恋模様―』
因みに、佳奈子たちの通っていた女子大では
学生課の大局、岡村女史までも恐れおののく
まさに女の身体を取り巻くx染色体が
嫌悪を抱く拒否っぷりが半端ない
本能が危険を知らせるかのごとく
危険な香りが漂う、
女の敵のような女性だった。

服装やメイク、仕草に留まらず嗜好さえも
男好みに臨機応変に切り替えができる。
よく言えば、全知全能の女神であり、
悪く言えば自分というレーベルを持たない人畜有害な性悪カメレオン女である。

締まるところは引き締まり、
付くべきとこに肉がついているそのナイスバディな身体を
余すことなく、
彼女は今日もまた男という男の精気と贅を吸い取り
その妖艶な美貌に磨きを掛けているのだろう。

まさに峰不二子とは彼女の枕詞。
前世がクレオパトラか楊貴妃であったのではないかと思う
昭和のバブル崩壊と共に産まれた絶世の悪女なのである。

その懲りない男遊びが祟り、
近年、会社の健康診断で子宮ガン検診の診断結果に
『要 観察』の審判が下されたことは触れてはいけない
唯一の汚点だろう。
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