ココカラハジマル
ユメ時間




帰りの道。





あのココアの味が忘れられない。

あの暗い灯りが。

あの暖かく、冷たい店内が。



あの人が………

あのとても優しい声が。







最初の女の人はいったい?

あの男はいい人なのだろうか。





そんなことすらも分からなかった

そんな短い時間。



でも心に寄り添ってくれた。

あたたくて、深い時間だった。










ユメのような時間だった・・・-











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