*恋の味[上]*【完】
40分くらい、雷斗と雑談やらしてたら順番がまわってきた。
「ヘイらっしゃい!ご注文なににしますー?」
元気なおじいちゃんがでてきた。
「焼きそば5つ」
「まいどあり!300×5で1500円ね!」
あっ、お金!
いつの間にか、チャリンッと雷斗は会計をすませてた。
「あっ、ごめんね!これ、焼きそば代」
「は?いらねぇよ。こんくらい奢らせろ」
すっごく申し訳ない。
けど、おしつけたところで無駄なんだろうなぁ。
「ありがと!」
私は笑顔で焼きそば1つうけとった。
「っ!///」
雷斗は顔が赤くなっていく。
えっ何か変な発言した?!してないよね?!
変なの。
「いくぞ」
忙しい人っ!意味わかんないし!
少し歩いてくと、まだ遊んでる由良たちと女ハーレムを楽しんでる真田さん。
「おーい!焼きそば買ってきたよー?」
私は大きな声で呼びかけた。
「あ、ありがとう」
由良たちは気づいたらしく、こっちに向かってきた。
真田さんというと……
「俺、レディと遊んだりしてっからいらねぇわ。気持ちだけ受けとっとくぜ」
ムカつく野郎だ!
「真田さんなんか、海に溺れて塩ふいとけ!」
「はいはい」
ムキーっ!
あの人、やっぱり嫌い!大嫌い!