*恋の味[上]*【完】


すると目があった。

奴は口パクでしゃべっている。

ええっと?

「あ」「と」「で」「こ」「い」

あとでこい?

何で?へ?

「ちょっと来いよ」

終わると同時にきたー。

「なに?」

「いいから来いって」

私は奴にひっぱられた。

「「「「「ギャーッ」」」」」

「「「「「うぉー!」」」」」

なんつー声?!

どこからだしてんの?

って、この人王子なんだった。

………男にも?!

空き教室っぽいところにはいった。

“ガチャッ”

鍵しめやがった…。

「こんなとこに連れてきて何?」

「あのさぁ…」


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