*恋の味[上]*【完】
少しの間、待つと……
来た。来ましたよ。
ピンピカキラキラデラックス外車様。
相変わらず、ご立派で。
ご無沙汰してます。お元気だったでしょうか?毎度、乗らせていただき、ありがとうございます。
と、心の中で呟く。
もちろん、返信なしだが。
してもらっちゃ、困るけどね。
顎が外れるどころか、脳まで影響が来たらね。
「何ボケっとしてんの。早く乗りなさいよ」
可愛らしい服を来た、外車様の持ち主、由良お嬢様がせかす。
すみません外車様。由良お嬢様のご命令により、乗らせてもらいます。
私は、苦笑いしながら乗った。
これから、お母さんのところにいくのか。
そう思うと、何もしてないのに疲れてきた。