*恋の味[上]*【完】
「暁〜かわってくれよ〜」
「桜野ちゃん!私と変わってくれるよね!」
うざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざい!
「アリも〜ん!俺にいい大学いってほしいだろ?俺、桜野とだったら頑張れそう!」
「そうかそうか〜」
「な?頼むよアリもん」
え"…アリもんのらないよね?
「なに?きこえないなぁ」
「だーかーらぁ!」
「はいはい、無理無理」
アリもんナイス!
「くそ!アリもんのはげ!」
「あぁん?お前の成績1さがった〜」
大人げなっ…。
「アリもん様神様〜」
男子も男子であほだけど。
何気このクラスでよかったと思う私。
「決定事項だ。何をいってきても変えねぇよ」
アリもんかっくいー!
「アリもーん!可愛い18才の人紹介しようか?熱血教師がタイプなんだって」
女子も無駄な好意を「まじか?!」…しなかったね。
頼むよホント。
数時間後、なにをいっても決定事項が決定事項でなくなることはなかった。