*恋の味[上]*【完】
それにしても豪華〜!ホント勉強してよかった!
なんて感心してるけど、結構歩いてる…。
しかも、周りに誰もいないし…。
「えっと…まだですか?」
「あ〜迷子になったみたいだね。今日は一緒にサボっちゃおっか!」
…え?何、この人チャラ男だったみたいなかんじ?
男はだんだん近づいてくる。
あのーやばくないですか?
こうなったら逃げるしかない!
「それじゃあ、私は…」
“ガチッ”
腕を捕まれた。
「俺は“一緒に”っていったんだよ?」
やばいやばいやばいやばい!
かなりやばい!
男の人、目が本気だし!
周りには誰もいないし…。
ってか、何よりも…きもちわるい!
「何してんの?」