*恋の味[上]*【完】
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「暁くんは教室にあがらないの?」
「別に…上がったところでいいことないし」
なんのために黒い外車っぽいのにのってきたの?
っていいたくなる。
「じゃあ、私あがるね?助けてくれてありがとう」
“ガチッ”
また腕捕まれた。
「ちょっ痛いんですけど…」
この人もさっきの人と同じなの?
恐怖がわきでる。
男の力に叶うはずがない私は、腕を暁雷斗の手から抜こうとしても無意味だった。
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