君だけを・・
コーヒーをゆっくり飲んでると、違う席での数人の女性客の話が聞こえてくる。

噂話かな・・


「今回の同窓会・・急だったね・・でもさ・・呼んだの?あの子・・」

「まぁ・・一応ね・・先生の手前もあるし・・来ないこと祈ったけどさ・・」

「来るわけないって思った・・それでなくても嫌われてるのに・・・」


同窓会か・・誰か嫌われてる子がいるのね・・・。


「いいの・・?一応友達だったのに・・」


「あのときの前までね・・・」

一人の子が意地悪く笑う。

「でもさ・・傑作だったよね・・来たら誰も話しかけてくれないし・・」

「そうそう・・男子からはいまだに、二股したんだから今は何股?なんて言われてさ・・」


「よく学校辞めなかったよね・・・私なら転校するかやめるかなのに・・」


「大学はさすがに遠くのほうに進んでにげたみたいだけどね・・・ここに戻れば肩身が狭い思いするのわかってるに・・・いまだに付きまとってたりして・・・」



どうやら一人の子が未だにいじめられてるらしい・・

二股・?男関係?

それが本当なら自業自得だけど、違うなら可哀相・・・










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