君だけを・・
ゆりちゃんが今反省しても・・・

「今さらゆりちゃんが謝っても変わりません・・自分たちがもとに戻っても私たちが元のさやに収まるわけないでしょう?」


「そうだな・・君が許してないように周りも許してない・・それはゆりもわかってる・・
未だにあのときのことを知る同級生は・・・ゆりをあのときのまま見てる・・帰省して同窓会があったらしく、期待をこめていったらしいが冷たくされたらしく・・暖かい言葉をかける人間はいなかったらしい・・幼いときを過ごしたあの町にはゆりの居場所はないんだ・・・」


同窓会?もしかしてあのとき喫茶店できいた女の子のこと?

「ゆりは彼女なりに罰を受けてる・・俺は彼氏として・・隣にいて一緒に受けていくつもりだ・・」
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