◆ キャッツ



「……で、あなたは神様だって仮定したとして、それで、何をしにきたの?」


そう。そこだ。

神様ともあろうお方が
たかだか女子高生の前に何の意味もなくやってくるわけがないだろう。


何か理由があって――あ、
私の普段の行いが良いからご褒美に
とか…!!



「まあ、それはだな……
お前が叶わねー恋に夢中で余りにも哀れだったから…














って言うよりは

ぶっちゃけ退屈だったから。以上」




「……はあああーーー!!?」


ウソっしょ!?
神様ってこんなんでいいの!?

ていうかそもそも
神様って認めていいの!?

さっきから全然
神々しさが感じられないんですけど!?
口悪いし!



< 9 / 15 >

この作品をシェア

pagetop