長ズボンの暇潰し

不安な君

君に傷を付けられて
戸惑う私
微笑む君

傷と言っても小さな傷
だけど今私が戸惑う理由は
傷を付けられた訳

どうして?

君は時々訳の分からないことをする
これをランクインさせるなら
第2位に入る
戸惑ってる事に気付いたのか
君は理由を長々と話し始めた
まぁ私への
不満の数々
不満というか愚痴
本人の前で愚痴とはなんと斬新だ
デリカシーのない私も流石に傷つくなんて思いながら
気がつくと最後に
そして最後で
愚痴に紛れた
本音を
君は僕のモノなのに

あぁそういう事か
簡単に言えば
君は不安になったらしい
そしてこの行動
それはどうやら
私のせいだ

ゴメンね

君の手を握って
一言
今度は君が戸惑うターン
そんな君が何故か愛おしく思えて

微笑む

君もやっとわかったのか
微笑む
そして
どちらからでもなく
強いて言えば
2人とも同時に
キスを
まるで
お互い誓い合うように
お互い傷を舐め合う様に
私に出来た傷を
君に出来たきずを

僕は君を離さない
そんな風に聴こえた
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