見知らぬカレと同居生活!?

●2人で過ごす夜

「明日にでも他の賃貸探しに行くけど、
俺がいなくなったあと、お前、1人になるから気を付けて生活しろよ?」

「どういう意味??」

「ココら、割と多いんだよ、犯罪が。
1人暮らしの女狙ってあとをつけたり、とかな。」

「えぇぇぇえ!?ヤダよぉぉお!!(泣)」

「そーいや、つぃこないだもローカルニュースで聞いたぞ。
1人暮らししてる女のあとをつけた男が、その女の家までつけてきて、ピンポーン!てチャイム鳴らして…………」

ピンポーン!!!!

「きゃぁぁぁぁぁあああ!!!」

あたしは思わず、男の子に飛びついた。

「ぅわっっ!な、何すんだ!?」

少し赤くなった彼は、あたしを引きはがそうとしながら、玄関に出ようとする。

「すすす、ストーカーかもよ!?あけないでぇえ!!」

「んなわけねーだろ、まだ夕方だしよ!お前、1人暮らしまだ始まってもねーじゃん!」


彼は、腰にすがりつくあたしを引きずったまま、
ガチャッと玄関を開けた。

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