見知らぬカレと同居生活!?

●迷路な想い

快晴くんの笑顔。
やっぱり素敵。

甘い笑顔で見つめられると、なんか緊張してクラクラしてきちゃう。

快晴くん……
離れたくないよ………。

まだ一緒に住んでいたかったなぁ。

「お、出口だ♪」

快晴くんの声に顔を上げると、
明かりのもれている先が見える。

ホッとしたような……少し淋しいような。

この腕を、離さなくちゃ……。

「快晴くん……」

「ん?」

「部屋、なんでいきなり出てっちゃったの?あたし、あたし、なんか悲しくて……
だって、あたし達仲良くなれてたのに、なんの話もなくあんないきなり……!」

「あぁ……悪かったよ、確かに。ゴメン。

部屋が見つかった、と連絡あったのもいきなりだったんだよ。
で、バタバタと引っ越す話になって。

なんか……言いだせなかった。
お前が悲しい顔するような気がしてさ。そんなの、見たくなかったんだ。俺まで悲しくなりそうで……」

「それって」
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