見知らぬカレと同居生活!?
「ひどいよ!!そんな言い方しないでよ!!」

あたしは、快晴くんの背中からおりると、拳を握りしめた。


「あたしが一緒の部屋だったのも、
一緒にレポート手伝ってもらったのも、
一緒に帰ってもらってたのも、
全部ぜーんぶ!快晴くんは迷惑だったんだよね!!

分かってる!分かってるわよ!!

でも、だからって、そんな冷たい言い方しないで……よ……グスッ、ヒック」

いつの間にか、泣きながら叫んでいた。

「女の子はね、梨華さんみたいな1人でもしゃきっと夢を追えるようなしっかりした子ばかりじゃない!!グスッ!

あたしみたいに、誰かに助けてもらわなきゃダメな女の子だっているよ!!グスッ
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