見知らぬカレと同居生活!?
快晴くんの言いたいコトは、
なんとなく分かる。

だけど。

だけど、快晴くんとの考え方の違いを垣間見たようで、
悲しくて仕方なかった。


「………あた、あたしが言いたいのは!
一緒に何かをこなしたり、一緒に時間を過ごしたり、
そういう幸せもあるんだよ、ってコト。

快晴くんは、女の子と一緒に何かをするのは嫌いなの?
あたしといるのも、迷惑だった!?」


「…………。

だからさ、お前、話聞いてっか?
………まぁ、いーや。

この話は終わりだ。
先に進むぞ」


またあたしの手をひこうとする快晴くんの手から逃げ、
あたしは涙をぬぐった。
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