見知らぬカレと同居生活!?
【side:快晴】

心配していた皆の元へ戻り、
小早川は、中塚が送って帰ったことを伝えた。


「うん、さっき中塚先輩が、想良を抱えて、ここへ来たよ。
送ってくるから、家を教えて、って。

大野は、それでいいんだね」


と、吉田が悲しげな目で、俺を見上げた。


「……………」




「まあ、仕方ない。
想良ちゃんのコトは中塚先輩に任せて、俺達も今日は解散しよう。

続けて遊ぶ気には、なれないだろ、みんな」


悠斗のセリフに全員うなずいた。



梨華が俺のほうへ駆けてきて、


「快くん、良かったら今日は送ってほしいんだけど、いいかなぁ」

と、淋しそうに微笑む。



断る理由もなく、俺は、あごを小さく引いて、肯定した。


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