見知らぬカレと同居生活!?
帰り道。

「想良ちゃん、大丈夫かなぁ」

梨華は、俺の横を歩き、足元を見ながらそう言った。

「そうだな………。
中塚がついてるから、まぁ、死にはしねぇだろ」

「快くんてば、そんな冷たいコト言う人だったっけ」

梨華は、困ったような顔で俺を見上げる。



「なぁ。
お前、今日、中塚と何か話でもしたか?
化け屋敷のあと、2人そろって、なんか笑顔じゃなかったか?」

「え………?
快くん、よく見てるのね。

…………翔くんがね、
『俺は、想良ちゃんを真剣に大事にしようと思う。
今まで見たコトないタイプなんだ。あの子は、人を引きつける。

梨華、お前、大野にまだ気持ちがあるなら、しっかりぶつけなきゃダメだ。
俺も頑張るからさ、お前も頑張れ』
……って。
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