見知らぬカレと同居生活!?
幸せそうな笑顔で、横を歩く快晴くんを見上げる梨華さん。

その梨華さんを気遣うように、車道側を歩く快晴くん。

あたしだけ、時が止まったようだった─────。


快晴くんと梨華さん。

やっぱり、やっぱりよりが戻ったんだ…………。


そんなあたしに、追い討ちがかかる。


梨華さんが快晴くんに何か笑いかけ、
快晴くんが、梨華さんの顔のほうへ、顔を近付けていく。

梨華さんも背伸びして顔を近付け………

次の瞬間、梨華さんの赤い水玉模様の傘がバサッと下がり、視界をさえぎり────
あとは、見えなかった。
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