見知らぬカレと同居生活!?

●side:快晴

今、思い返せば、
俺はいつから小早川が気になっていたんだろう。

初めて一緒に帰り道を歩いた時、小早川が暗闇の中、猫に頬をひっかかれた。

あいつがあんまり動揺するもんだから、頬の血を拭いてやってから、手をつないで帰った。

このくらいなら、梨華にだってしてやってたかな。

レポートが出来ないつって泣き付いてきたコト、梨華は無かった。


小早川は、泣き付いてきたけど、素直に助けてやりたい気持ちになったんだ。
俺、そんな優しいヤツじゃねんだけどな。

レポートのヒントやったら、あいつ、すっげぇ笑顔で、ありがとうって俺を見上げた。

その笑顔見てたら………初めて胸が動揺して。
つい顔をそらしちまったんだ。

………この頃から、なんだろうか。
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