見知らぬカレと同居生活!?
って、そのくせ2人が気になって気になって仕方なくって………
梨華を置いてく勢いで、スタスタと急ぎ足で2人のあとを追ってしまった。

そしたら。
案の定つーか、中塚のやつが小早川を抱き締めてんのが暗がりの向こうに見えたとき────
俺ん中で、なにかがパチン!と弾けたんだ。

なにくわぬ顔で止めに入った。

必死で小早川をこっちに呼び。

あとの道は、アイツと歩いた。

胸がムカムカしてザワザワして………つい八つ当たりしちまうし。


巨大迷路に、小早川と入れるコトになった時、実は俺、嬉しかった。

中塚と入るコトにでもなってたら、意地でも割いてたかもしんねぇ。
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