見知らぬカレと同居生活!?
カン!カン!カン!カン!!

2人で息を切らしながら駆け上がった、あたしのアパートの階段。

あたし達が2人で住んでいた、アパートの階段。

今は、あたし1人のアパートの…………。


「はぁっ、はぁっ、ふぅ………!」

膝に両手をあて、前かがみのまま大きく息をしながら、
快晴くんが、片手でポケットをさぐる。

「………はぁ。
小早川………。俺、お前に伝えてないコトがあるよな」

「………え?」


ドキッとした。
< 175 / 206 >

この作品をシェア

pagetop