見知らぬカレと同居生活!?
「これ………この鍵。
 この部屋のドア、あけてみて」


と、示す部屋は、あたしの部屋の真隣だった。


「あたしの部屋の、隣………?」

まさか…………
もしかして……?


息を切らしながら、震える手で、鍵をまわした。

「カチャン!」

あいた…………。


ゆっくり、ゆっくりドアをあけると、見えてくる部屋の雰囲気には見覚えがあった。

あたしと住んでいた頃に見た、快晴くんの空気。

片付いた部屋。

難しそうな本が詰まった本棚。

そして…………よく弾いてたあのギターがあった。

間違いないよ、
快晴くんの部屋、だよね………?
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