見知らぬカレと同居生活!?
「あぁー疲れたぁ。
あれだけまわったのに、全然ないもんなんだねー。」

「まぁ仕方ねーよ。ちょうど引っ越しシーズンだからなぁ。
こうなったら、どんな物件でもいいから見つけしだい押さえねぇと。」

「そうだね。
……ねぇねぇ、快晴くんてさ、彼女いないの??」

「は!?なんでいきなり彼女!?」

「だって、もし彼女いるなら、彼女んち寝泊まりしたらどうかなぁ、とかさ。」

「仮にいたとしても、そいつが実家暮らしなら、寝泊まりなんてまず無理だろ。」

「え!?あ、そっかぁ。そうなのかなぁ?かなりステディな仲ならさ、親公認で大丈夫なんじゃない??」

「うーん。どうなんだろな。」

「あれっ?仮に、って言ったってことは、快晴くん彼女なし??」

「……なしだったら、わりぃかよ。」

そっかー、いないのかぁ!

少し笑顔になってしまったのは、どうしてなんだろう……?
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