見知らぬカレと同居生活!?
梨華さんの素敵なメッセージは、みんなの心に響いただろう。

会場からは大きな拍手があがり、
「ミスキャンさーん!」といった声もいくつか上がった。


あたしもジーンとして、これからの大学生活に希望がふくらんだ。

桜井梨華さん………素敵な人だなぁ。
「さっすが快晴の元カノ!
素晴らしいよな。」

と、ヒロが快晴くんの肩に自分の腕をからませた。


「てめ……!なんでそう余計なコトばっかり………!!」


は!?元カノ!?

梨華さんが!?快晴くんの元カノ!!??
やっぱりそうなんだ!!??

ただの、妹の家庭教師、みたいな言い方したくせに!!!!
違って言ったくせに!!!!

やめてー、と笑うヒロくんの頭をグリグリと押さえつけてる快晴くんと、
フッと目が合った。


「や、あの……まぁ。」

と、なぜか慌ててる快晴くんから、プイッ!と顔をそむける。

ふんだ!快晴くんのバカ!!

なんで正直に言ってくれなかったのよー!!
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