見知らぬカレと同居生活!?
お昼休み。
同じ学科である美羽ちゃん瞳ちゃんと、仲良くランチ♪

わいわい楽しく食べていると、空いていたあたしの隣に、誰かがストンと座った。

ん??

横を振り向くと、
なんとミスターキャンパスさんだった。

「あの、ミスター、さん??」

「ひどいなぁ、あの歓迎会の日、ステージで名乗ったのに、聞いてくれてなかったの?」
と、その人は爽やかな笑顔で笑った。

おぉ……ミスターのイケメンスマイル………まぶしすぎます!!

「中塚 翔弥(なかつか しょうや)、だよ。よろしくね、想良ちゃん。」

「どどど、どしてあたしの名前を!?」


「可愛いなぁと思ったから、君の友達に聞いたんだ。」

と、ニッコリ笑顔を向けられて、
つられてニッコリしてしまったあたし………。


「仲良くしようね。じゃあまた!」
と、中塚さんが笑顔で立ち去ったあと、 

「間近で見ると、さすがミスターだよね、かなりのイケメンだわ。
実はさ、あたしが名前聞かれて教えたのよ、ゴメン」

と瞳ちゃん。

「仲良くしよう、だなんて、すごぃね、想良ちゃん♪」

と美羽ちゃん。

2人のわいわい楽しそうな会話を聞いてたら、
あたし自身が遠くから誰かに見つめられてるコトには、まったく気づいていなかった。
< 47 / 206 >

この作品をシェア

pagetop