見知らぬカレと同居生活!?
またまた、2人で帰る帰り道。

快晴くんはやはり黙って先を歩く。

なんか……迷惑がられてるかなぁ。一緒に帰らされてばかりで。


いきなり、快晴くんが、

「なぁ」

と、振り返った。

「隣、歩けよ。今日マジ遅くなったし。あんまし離れて歩かないほうがいいぞ」

「え……?あ、ありがとう」

すすす、と隣に並んだ。

並んで歩くと、背の高い快晴くんに守られてる感じがして、すごく安心できる。

快晴くん、優しいなぁ……。

「バスケ、上手なんだね」

「は?あぁ、見てたんか今日。
まー、バスケはな。大好きだから、俺。」

バスケしてる快晴くんは、ホントにカッコよかった。

楽しそうに走り回るのを見つめながら、
あんな笑顔できるんじゃん、と少しくやしかったもん。

あたしにも、あんな笑顔見せてくれたらいいのにぃ。
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