見知らぬカレと同居生活!?
「ばーちゃんがイギリス人なんだ。
じーちゃんがイギリス行ったときに知り合って、で結婚して。
母さんがハーフだな。

俺が中学の頃までは、しょっちゅうイギリスのばーちゃん夫婦んとこ遊びに行ったり、向こうが日本に来たりでさ。ばーちゃん英語しかしゃべらねーし。母さんも、意識して英語しゃべるから、日本語と半々。
自然と英語は得意になったよ。
だから、俺の英語は、イギリス英語なんだ。」

「へ、へぇぇーー!!!」

か、カッコいい!!!


あたし、英語の先生になりたいけど、快晴くんのほうがよっぽど向いてそう。


「快晴くんの夢も、もしかして、英語の先生なの?」


「いや、俺は、数学の先生あたりかな。先生になれりゃ何の教科でもいいんだ。
───俺、中学か高校でさ、生徒にバスケ教えたいんだ。」


あたしを見つめて話す快晴くんの瞳がキラキラしてた。

素敵な笑顔。

やっと、あたしにも向けてくれた。
そのキラキラした笑顔。


快晴くん、笑ったらかなり男前じゃん!
無愛想なの、やめたらいいのに。
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