見知らぬカレと同居生活!?

●帰り道

サークルは週に4日あり、みんなだいたい週に2日ほど、都合よい日に参加する。

快晴くん達3人組は、その4日すべてに参加してる。

あたしがサークル出た日も必ず快晴くんはいるから、必ず帰り道が一緒だ。

というより、今週は4日間サークルに出たから、毎回一緒。

サークルにも慣れてきた。


その日も、サークルがすんだあと快晴くんの姿を探した。

向こうで、1人、バッシュをふいてる。声をかけようと、声をはりあげた。その時だ。

「かい────」


あ…………

可愛らしい感じの女の子が1人、快晴くんのもとへ走り寄った。


顔を赤くしながら、なにか話しかけている。

快晴くんが、一瞬こっちをチラリと振り向き、目が合った。


女の子に何か言葉をかけてから、あたしのほうへと走ってくる。


「小早川ぁ!今日、吉田とかと帰れる?悠斗でもいいし。
なんか、あの子、1人で帰るの怖いから、送ってほしいっつーんだよ。一緒に帰れるヤツいねぇって。」

「あ、う、うん!もちろんだよ、瞳ちゃんと帰れる!!
あの子送ってあげて!
じゃ、じゃーねー!!」
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