見知らぬカレと同居生活！？

「あのな、お前……。ったく。
いや、北沢さんは大丈夫みたいだ。肺炎つっても、命に別状はないし、年齢が年齢だから念のための入院らしい。
この部屋のダブルブッキングに関しては、おばさんじゃよく分からないらしいから、おじさんが良くなり次第、話をつけてくれるって。
ただ、それまでのあいだどうしようかしら、っつーから、
不安抱えてるおばさんにこれ以上の心労増やしてやりたくねぇし、
なんとかなる、ってゆっちまったよ。………んー。まぁ、なんとかなるだろ。
ほら、お前、誰か知り合いんとこ泊まれる当てぐらいあんだろ？」

「えぇぇえ！？」
あたしの涙はぶっ飛んだ。

おじさんが心配ないのはホントに安心したけど、
なに、それ！あたし、泊まれる当てなんてないよー！？