チョコレート。
家
友達と別れて家へ向かった。
私の家は普通の一軒家だけど,皆にお金もちってよく言われる。
キャラクターのついた鍵をとりだして恐る恐る開けた。
目の前には...
「こんな時間まで何してるんだい!」
お母さんがいた。
「友達と遊んでただけ。
てかさ,ウチだって子供じゃないんだから,心配しないでくれる?」
一言言って2階へ駆け上がった。
すぐにベッドに飛び込んで苺のクッションを抱いた。
(お母さんゴメン...)
ため息をついてそのまま眠りにつこうとした。
「おーい!維月,いるかぁぁ?」
窓越しに聞こえてくる声。窓を開けてベランダに出ると,そこには夜織がいた。
「何?私眠いんだけど。」
「維月,お前変わったよなぁ。あんな弱虫だったのに。」
「イメチェンだよ
バーカ。」
「いやいやイメチェンにも程があるだろ!?」