黄色い笑顔



学校について
私はまず智夏ちゃんと詩音に木下くんの事を言った

「やっぱり好きなんだっ!!」

「頑張って、応援する」

「ありがとう」

なんか言ってよかった

キンコーンカーンコーン

チャイムと同時に一斉に
みんなが席につく

木下くんは…

「やっぱり来てない」

私は小さくつぶやく

木下くんが学校にくる時間は
分からないんだ

気まぐれっていうか…

私は右隣に誰もいなくて
なんだか寒く感じた

季節は冬

でも冬だからぢゃない

木下くんがいないから。





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