あんな。めっちゃ、だいすきです。
…なんてマイペース。
ゴーイングマイウェイ。
っていうかコレ、いっちゃんにどう説明したらええの…。
ちょうどそん時、ガチャっとカギが回される音がしてドアが開いた。
「ただいま〜………あれ?」
ヘルメットを小脇にかかえたいっちゃんが、不自然な部屋の空気を読み取って首をかしげる。
テーブルの上には、空になったアイスカップが3つ。
そんで部屋の中には、魂とられたみたいなウチと、死にそうなおとうさんと、状況が理解できないいっちゃんの3人。
えーと。つまり、
「……おかえり、いっちゃん……。」
…どうやら今日からしばらく、3人生活になりそうです。