初恋
蓮「絶対好きにしてみせる。」
柚羅「え??」
柚羅は蓮の言葉の意味が分からなかった。
蓮「あんたは絶対俺に惚れる。」
柚羅「な、なに言ってんのよ。わ、私があんたなんかに…」
蓮「いいや。」
ドンッ
蓮は柚羅の肩に両腕を乗せた。
蓮「あんたは絶対俺に惚れる。惚れさせてみせる。」
柚羅「は、はぁ?!」
蓮「だから、覚悟しとけよ。」
蓮はそう言うと、図書室の扉のほうへと足を運んだ。
ガラガラッ
蓮「じゃぁ、また明日ね。大野柚羅サン。」
バンッ
蓮は不適な笑みを浮かべながら、そう言い図書室を後にした。
柚羅「・・・・。」
柚羅はなにが起きたのかわからなかった。
柚羅「は、ははは……。」
柚羅(何だったんだろう…。もう、笑うしかないよ…。)
柚羅は混乱しながら、上の空で図書室を後にした。