月光歌



なんかそれよりも…
母が奥さんと仲良すぎる気がする。
普通こんな短時間であんなにはならない!


「ねぇお母さん、仲良くなれたの?」
なんてコッソリ気いたら、


「実はねぇ、中学の時の友達だったの!」

なんて笑っていうもんだから、じゃあこんな堅苦しい場じゃなくていいじゃん!と思ったりしていた…







食事も終わりみんな出来上がったころに大介さんとお父さんが馬鹿みたいなことを言い出した。

「あとは若いの2人にして、私たちは帰りますか!」

「あぁ!そうだな!それとも二次会行くかあ!?」








えっ?
ちょっと待ってよ!

「ほら大和!」

と大和さんに何かを投げ渡した大介さん。

「じゃあな~」
「ほらしっかり!」

「次はどこの店行きますか~?」



えっ
ちょっ…

え~~~~~~~!?

有り得ない
有り得ない

有り得ない有り得ない有り得ない!!

なんなの!?
年頃の男女を置いてかえるとか!


携帯は持って来てても財布なんて持って着てないから…!!!


どうしよ~~~~~



パニックになっていたら大和さんが声をかけてきた。

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