BloodButterfly
男が行ってからは柑橘系の香水の匂いだけが残った
表の人間の癖に…あんな目…
ピクッ
血の匂い…
もしかして…Eagle?
私は血の匂いがしたところまで走って行った
『…ハァ…ハァ』
私が着いた先には倒れる女とその傍に男が一人と…その女を殺したであろう男が一人立ってた
『……Eagle…』
見つけた…まさかこんな早く見つかるなんて思わなかった…
男は振り向いて私に拳銃を向けてきた
「…誰」
正直…驚いた
私と同じぐらいの歳…
「神無月!!」
は?
声を発したのは奥に立ってる男だった