BloodButterfly


『…まだわかんないの?』



「…れい?」



翠が顔を覗いてきた



泣くな…泣くな



なにやってるの?
今の私は私じゃないでしょ



私はBloodButterfly。


このぐらいどってことない



私は冷血な人間でしょ?



BloodButterfly


血塗られた蝶よ?


このぐらい…どってことない




『離れてくれない?』


低い声をだした
殺気もこめて



翠の体はびくってしていた


ごめんね



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