BloodButterfly
" レイへ
レイ…ごめんな
この手紙を読んでるってことは俺…死んだんだな。
俺の夢はレイと一緒に表の世界で普通の家庭を築くことだったんだ。
ごめんな…一緒にいれなくて。
俺は先にあの世に行ってるよ。
レイがこっちに来るときは俺より好きな奴連れて来い!
楽しみに待ってるからな。
俺の最後のお願い聞いてくれ…
まず一つ目は
弟を探せ。レイほんとは会いたいんだろ?
たった一人の肉親だ、一回は絶対に会え。
そっからどうするか決めろ…
俺に遠慮するな!
もう一つは
俺の命日だけは俺を思ってくれ。
俺以外考えるな。
これが俺の願いだ。
最後まで縛り付けてごめんな…
でも…俺はレイが大好きなんだ
離れて行きそうで…怖かった。
お前はもう裏の世界に関わるな。
じゃぁな…
愛してるレイ。"
『ふっ、うっ…ぅあ―――――ん、か、いとさん…っく、っ』
それから私は一晩中泣いた。