BloodButterfly


「レイ…おいで」


『海斗さん…レイって呼ばないで下さい』


「いや…」


海斗さんは本当に小さい子みたい


「レイ…よく聞け。お前の双子の弟が見つかった」


う………そ


私には双子の弟がいた
弟は両親にすごくすごく可愛がられて愛をそそがれていた


私は…生まれた時から不吉な子と言われ3歳まで離れで隔離され、3歳からはこの組織に売られた


生まれつきの朱い髪、朱い目
これを両親は不吉だと言った
でも朱い髪に朱い目になるのは決まって新月…月がでていない日だけだった


両親は有名な会社の子孫でそんな子供が生まれたのを知られたら、と会社の評判が落ちるのを気にして私を売ったんだ



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