地味子×イケメン〜102ページの物語〜〈短編〉
「なんでおまえが謝るわけ?」
「なんとなく」
「とにかく付き合うのは無理」
なんかこいつが気になって
繋ぎ止めておきたくて
「……じゃあ俺と2人きりのときはほんとのお前でいて」
俺と2人きりでいるときぐらいは……ほんとの―…
「へ?それだけでいいの??」
「じゃあ何?もっと増やされたい?」
「いや、いいですいいです」
「じゃあ決まりな」
そして――…
ここから俺と花音との関係が始まった――…
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