美男子症候群!?
☆美男子の心は繊細なようで!
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すっかりドSのおもちゃにされてしまったあたしは、
5月に入ってもまだ、まともに友だちができずに浮いていた。
「災難の極みよねぇ。ま、他の女子にしてみれば、うらやましくてしょうがないんでしょうけど」
昼休みになって、窓際の席を借りてお弁当を広げながら、紗知子がニヤニヤ笑う。
拓海くんにわざとベタベタされるあたしを、紗知子はいつも助けてくれなくて。
こうやってニヤニヤいじわるそうな笑みを浮かべて見てるだけなんだよね。
なんて薄情な親友なんだろ。
「勘弁してほしいよ~。代わってもらえるなら、お金払ってでもお願いしたいんだから~」
「贅沢な悩みねぇ。ミスターとイケメン家庭教師の2人に言い寄られるなんて、そんなマンガみたいな展開この先ないんだから、楽しむくらいの余裕でいればいいじゃないの」
「そんなむちゃなぁ」
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すっかりドSのおもちゃにされてしまったあたしは、
5月に入ってもまだ、まともに友だちができずに浮いていた。
「災難の極みよねぇ。ま、他の女子にしてみれば、うらやましくてしょうがないんでしょうけど」
昼休みになって、窓際の席を借りてお弁当を広げながら、紗知子がニヤニヤ笑う。
拓海くんにわざとベタベタされるあたしを、紗知子はいつも助けてくれなくて。
こうやってニヤニヤいじわるそうな笑みを浮かべて見てるだけなんだよね。
なんて薄情な親友なんだろ。
「勘弁してほしいよ~。代わってもらえるなら、お金払ってでもお願いしたいんだから~」
「贅沢な悩みねぇ。ミスターとイケメン家庭教師の2人に言い寄られるなんて、そんなマンガみたいな展開この先ないんだから、楽しむくらいの余裕でいればいいじゃないの」
「そんなむちゃなぁ」