美男子症候群!?
☆胸をはっていきましょう!
それから放課後まで、拓海くんはずっと不機嫌で、
あたしにからんでくることは1度もなかった。
おかげで平穏だったんだけど、
ちょっと物足りないというか、さみしい気持ちになってしまった。
なんて贅沢になっちゃったの、ハル。
拓海くんは掃除当番みたいで、面倒くさそうにイスを机の上に上げている。
どうしよう。
この気まずいままの状態で、帰っていいのかな。
明日になったら、元に戻って……るかどうかなんて、わからないよね。
謝るのもおかしい気がするし。
本当にどうしよう……。
考えていたら、ケータイが震えた。
開いてみたら、陸斗くんからのメールだった。
「……えっ!?」