美男子症候群!?
「きゃっ」
電車が大きく揺れて、人に押されて、前に倒れそうになった。
「危ない!」
素早く差し出された手に支えられる。
あ、危なかったぁ。
心臓バクバクいってる。
満員電車の中で倒れたりしたら、あたしみたいなおチビは踏みつぶされちゃうよ。
「大丈夫ですか?」
男の人の声に、ハッとした。
そうだった! 助けてもらったんだ!
「す、すみません! ありがとござ……」
慌てて顔を上げると、目の前に立っていたのは大学生らしき、白いシャツが涼しげな
超 イ ケ メ ン!!