Dear....
‡告白・2‡
語り:一
夜になり総司と別れた俺は、アヤに電話をかけた。
ア「もしもし?」
一「今は時間大丈夫か?」
ア「大丈夫だよ?・・・・・・・・・・・・どうしたの?」
きっとアヤは今日の話に関係していると気付いている。言いにくいであろう俺に気遣って、催促してくれる。そんな彼女の優しさに、いつも救われた。だからこそ、直接話たいと思ったんだ。
一「明日、いつものカフェに来てくれないか?」
ア「・・・・・いいよ!時間は?」
一「無理を言っているのは解っているから、そちらで指定してくれて構わない。」
ア「解った。じゃあ、16時でもいい?明日は下の子達が部活の試合で・・・・・・・・」
一「あぁ。時間を作ってくれて、ありがとう。」
ア「気にしないで!じゃあ、また明日!」
一「おやすみ。」
電話を切った俺は、不安でしょうがなかった。親友と一番の理解者と言っても過言ではない彼女に軽蔑されたら、例え総司がいたとしても、俺は本当に1人で立つことも出来なくなってしまいそうだったからだ。