Dear....
翌日。アヤは約束の時間ちょうどにカフェに入って来た。俺を見つけた瞬間、俺の隣に総司がいることに驚いたのか、アヤの目が大きく見開かれた。しかし、それも一瞬で、すぐに笑顔になった。
ア「待たせてごめんね。」
一「いや、時間通りだ。こちらこそ、ごめん。時間を作ってくれてありがとう。」
他愛のない話を少し交わした後、アヤは本題を切り出した。
ア「・・・・・・・で??どうしたの?」
切り出したアヤの表情は何故かとても優しく、言うなれば、一度見たことがある妹弟に向けていたような顔だった。
すると、今まで静かだった総司が口を開いた。
総「ねぇ、アヤ。本当はもう解ってるんでしょう?」
一「!?」