Dear....



何を、とは聞けなかった。この流れで総司が言わんとすることは解ってるつもりだ。けれど、アヤがそれを知っている?



暫く、総司とアヤは見つめあっていた。というよりは、総司が睨むような視線をアヤに向け、それをアヤは受け止めていた。



すると、アヤがクスリと笑い、バレてた?と聞き出した。


総「バレるも何も、僕とアヤはある意味似た者同士でしょ?雰囲気をみれば解るよ。」


ア「それもそうか。・・・・・・・・・・一。そろそろフリーズ止めてくれない?」



そう言われて我にかえったが、どうしても納得いかなかった。



一「・・・・・アヤ・・・・・・・・・・どうして・・・・・・・・・・?」

ア「まぁ、昨日の今日だしね。」




それだけで・・・・・・・と呆気に取られたが、もう1つの疑問が残る。



一「相手は総司なんだぞ。」

ア「うん。だから、総司が好きなんでしょ?」




今日の俺は吃驚し過ぎだと思う。だって、



一「否定・・・・・・・しないのか?」


< 28 / 29 >

この作品をシェア

pagetop