Dear....
何を、とは聞けなかった。この流れで総司が言わんとすることは解ってるつもりだ。けれど、アヤがそれを知っている?
暫く、総司とアヤは見つめあっていた。というよりは、総司が睨むような視線をアヤに向け、それをアヤは受け止めていた。
すると、アヤがクスリと笑い、バレてた?と聞き出した。
総「バレるも何も、僕とアヤはある意味似た者同士でしょ?雰囲気をみれば解るよ。」
ア「それもそうか。・・・・・・・・・・一。そろそろフリーズ止めてくれない?」
そう言われて我にかえったが、どうしても納得いかなかった。
一「・・・・・アヤ・・・・・・・・・・どうして・・・・・・・・・・?」
ア「まぁ、昨日の今日だしね。」
それだけで・・・・・・・と呆気に取られたが、もう1つの疑問が残る。
一「相手は総司なんだぞ。」
ア「うん。だから、総司が好きなんでしょ?」
今日の俺は吃驚し過ぎだと思う。だって、
一「否定・・・・・・・しないのか?」