Dear....
プロローグ
2011年 1月
総「お~ぃ!!!こっちこっち!!」
駅前の時計台の前で、2人組の男性の内の1人が叫んでいる。
一「おい、総司!そんなに叫んだら、周りの人にも2人にも迷惑だろう。」
もう1人が先程の男性に声を掛ける。
博「いいよ、一。・・・・・・もう慣れたし。」
2人に向かって歩いて来た男女の内の男性の方が苦笑いで言う。
ア「うん。・・・・・でも、久しぶりだね。一、総司。」
と、女性は笑顔で言う。
この4人が物語の主人公である。
博「で?何処に行くんだ??」
総「ん?まだ決めてない。」
一・博「はぁ!?」
総「取り敢えず、そこら辺ブラブラしながら決めようぜ。」
総司は歩き出し、他の3人は呆れ顔である。
博「はぁ。ノープランかよ・・・・・・」
一「すまない、博貴。」
一は博貴に謝るとアヤに向き直る。
一「アヤも悪い。」
ア「いいよ。ほら、博貴も!!もう慣れたんでしょ?」
アヤはそう言いながら、2人の肩を叩く。それを合図に3人は歩き出した。
ねぇ、皆。出会ってからのことを覚えてる?
私は、
俺は、
僕は、
俺は、
((((鮮明に憶えてるよ))))