Dear....
私は客が居るにも関わらず、叫んだ。
凪「お前、その格好で叫ぶなよ。」
楓「本当にアヤちゃんは見た目と中身のギャップが激しいわね。」
そう。私は高校生にも関わらず、髪は黒、スカートは膝下、ブラウスは第一ボタンまで留め、眼鏡を着用し、加えて数学クラスに在籍している。所謂、優等生スタイルをしているのだ。
しかし、中身はと言うと上記の通りなのである。
凪「気になってたんだけど、何時から一人称が“僕”から“私”に変わったんだ?」
ア「・・・・・・・・・母さんが一人称だけでも女らしくって。」
楓「注意されたんだ。」
ア「泣いて懇願されたんだ。」
凪「そこまで!?」